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環境への取組み
「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」への賛同
中国労働金庫は、「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」(以下、金融行動原則という)に賛同し、署名いたしました。
金融行動原則は、地球の未来を憂い、持続可能な社会の形成のために必要な責任と役割を果たしたいと考える金融機関の行動指針として、国内の幅広い金融機関が参加した起草委員会によって、自主的に策定されたものです。
「ろうきんの理念」に「会員が行う経済・福祉・環境および文化にかかわる活動を促進し、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与することを目的とします。」と掲げ、中国労働金庫は、「ろうきん森の学校」の取組みなど各種環境保護の取組みを進めております。
中国労働金庫は、持続可能な社会の形成に向けて金融機関としての責任と役割を果たすため、今後も金融行動原則の趣旨に基づく取組みを推進してまいります。
【金融行動原則】
【原則1】基本姿勢
持続可能な社会の形成のために、私たち金融機関自らが果たす責任と役割を認識の上、環境・社会・経済へのポジティブインパクトの創出や、ネガティブインパクトの緩和を目指し、それぞれの事業を通じて最善の取組みを率先して実践する。
【原則2】持続可能なグローバル社会への貢献
社会の着実で公正なトランジションに向けて、イノベーションを通じた産業や事業の創出・発展に資する金融商品やサービスを開発・提供し、持続可能なグローバル社会の形成をリードする。
【原則3】持続可能な地域社会形成への貢献
地域特性を踏まえた環境・社会・経済における課題解決をサポートし、地域の包摂性とレジリエンスの向上を通じて、持続可能な地域社会の形成をリードする。
【原則4】人材育成
金融機関における人的資本の重要性を認識し、環境や社会の問題に対して自ら考え、行動を起こすことのできる人材の育成を行う。
【原則5】多様なステークホルダーとの連携
持続可能な社会の形成には、私たち金融機関をはじめ、多様なステークホルダーが連携することが重要と認識し、かかる取組みに参画するだけでなく主体的な役割を担う。
【原則6】持続可能なサプライチェーン構築
気候変動・生物多様性等の環境問題や人権をはじめとする社会課題に積極的に取り組むとともに、投融資先を含む取引先等との建設的なエンゲージメントを通じて、持続可能なサプライチェーンの構築を図る。
【原則7】情報開示
社会の持続可能性を高める活動が経営的な課題であると認識し、国内外の動向と開示フレームワークを踏まえ、取組みを広くステークホルダーに情報開示するとともに不断の改善を行う。
環境理念
中国ろうきんは、人々が未来にわたり、喜びを持って、共生できる自然と調和した社会を実現するため、全役職員が環境に対する高い意識を持ち、地球環境の保全活動に会員、地域のみなさまとともに積極的かつ継続的に取組みます。
環境方針
中国ろうきんは、金融業務に係わる活動等によって環境に及ぼす影響を低減するために次の環境方針を設定して全役職員で実践します。
1.環境保全に関する諸法令を遵守するとともに、電力・ガソリン消費の抑制とペーパーレス化を推進し、省エネルギー・省資源等の環境負荷低減に努めます。2.環境保全に配慮した商品・サービスを提供し、お客さまによる環境保全活動を支援します。3.環境活動の結果を広報誌(R・ism)および金庫ホームページにて公表します。4.環境活動の実施状況を庫内で共有し、職員の環境問題に対する意識向上を図ります。
具体的な活動と取組状況
【2025年度の活動】
(1)数値目標を掲げる活動
電力消費量、ガソリン消費量は、過去3年度実績の平均値以下(3,068,737kwh・103,848L)を目標とします。無通帳型の普通口座開設件数は、9,000件を目標とします。
結果については内外へ通知・公表し、活動の点検と改善を促進します。
- ①電力消費の抑制
クールビズ・ウォームビズの励行や、昼休業時にロビー・カウンターの一部照明を落とすことで、電力使用量を抑制します。 - ②ガソリン消費の抑制
エコドライブの励行によりガソリン使用量を抑制します。 - ③無通帳型の普通預金口座の開設
無通帳型を推奨することで、紙の使用量を抑制します。
(2)環境施策の周知活動
- ①環境保全に配慮した商品
広告ツールを活用し、環境保全に配慮した融資商品の提供を通じて金利優遇が受けられることを周知します。 - ②NPO寄付システム
社会貢献活動、およびNPO寄付システムを周知する広告を活用し、日常的な周知活動での使用のみならず、「ろうきん森の学校フェスティバル」など、自然環境にかかるイベントにて積極的に活用し、NPO寄付システムを広く周知するとともに中間支援団体と連携して「環境保全」分野の活動に取組むNPO団体への支援拡大を図ります。 - ③ESG債への投資実績
持続可能な社会の実現への貢献をめざし、環境問題への取組みを目的としたESG債(グリーンボンド)への投資を行った際は、金庫ホームページにて周知します。 - ④Web完結型商品、ろうきんローン受付システム
広告ツールを作成し、会議や研修等の場で利用拡大に向けた周知を行います。
(3)環境問題に対する意識向上
SDGsに向けた取組みの具体策である労金職員へのSDGs教育を通じて、環境問題に関する学習機会を設定し、職員の環境問題に対する意識向上を図ります。
本店ビルの環境対応
2015年春に完成した本店ビルは、建築環境総合性能評価(CASBEE)の最高グレードS認証を取得し、最高グレードの環境性能を備えています。
【BEMSの導入】
ビルエネルギーマネジメントシステムを導入し、ビル全体のエネルギー管理を行っています。
●照明
全館LED照明を採用し、電気使用量を削減しています。
人感センサーライト付きダウンライトで照明をON/OFFし、消し忘れを防止しています。
●太陽光発電
屋上にパネルを設置し、最大で10kWの電力を供給しています。
●空調設備
ガスヒートポンプを3割程度採用し、電気使用量を削減しています。
●給水設備
雨水を貯留し、ろ過してトイレットの洗浄水に利用しています。
●外壁
ダブルスキンカーテンウォールを採用し、断熱効果で空調機器の負荷を低減しています。
ろうきん森の学校
労働金庫の中央金融機関である労働金庫連合会は、2005年、創立50周年を機に、豊かな森の再生・環境問題に取組む人材育成を柱とした「ろうきん森の学校」を、全国3地区(富士山、福島、広島)に開校しました。
2015年度からは、新たに2地区(新潟・岐阜)を増設し合計5地区で、「森を育む」、「人を育む」、「森で遊ぶ」を柱に事業を展開し、「森づくり」から始まる「人づくり・地域づくり」につなげる環境教育事業をさらに発展させています。
中国労働金庫は「ろうきん森の学校」(広島地区)の地元金庫として地区連絡協議会に参加し、支援を行っています。
なお、2005年度から継続的に取り組んできたこの「ろうきん森の学校」の事業は、2015年に「国連生物多様性の10年日本委員会」が推奨する連携事業に認定されました。