住宅購入までのSTEP

諸費用を含めた総費用を確認！

諸費用…税金、登記費用、住宅ローンの手続き費用の他、団地の維持管理組合基金やマンションの修繕積立基金など。
さらには、カーテンや照明器具、家具などの耐久消費財費や引越し費用なども含まれます。

自己資金は「購入頭金（購入代金の2割以上）」＋「諸費用」を用意！

「いくらなら無理なく返済できるか」を基本に借入れ額を検討！

ローンの年間総返済額は、年収に対して過度な負担にならないようにすることが非常に大切です。

「毎月の支払い」を基本に、完済時の年齢を考えて返済を計画！

ボーナス払いを利用すると毎月の返済額が低くなるので、返済がラクになったような気がします。しかし、ボーナスは会社の業績などによって変動するため、ボーナスの大部分を返済にあてる計画はボーナスが少なくなった時に困ります。

ローンの返済額以外の支払いも考えて計画を！

住宅取得後に支払っていく費用は、ローン返済額ばかりに目がいきがちですが、次のような費用が新たに発生しますので、これらも考慮した返済計画を立てましょう。

税金

土地、建物に対する固定資産税と都市計画税が四半期に一度かかります。

団体信用生命保険料、
火災保険料

ローンを返済している方が死亡・高度障がいに陥った場合や、火災など罹災された場合の保険料が、利用されるローンによっては必要となります。 ※〈ろうきん〉の住宅ローンは、「団体信用生命保険料」を〈ろうきん〉が負担します。

補修費用

家は必ず老朽化し劣化するもの。
定期的な点検・補修が必要で、補修に備えた費用の積立も考えておく必要があります。

その他
（マンションの場合）

管理費、修繕積立費、BSアンテナ使用料、駐車・駐輪使用料も考慮しておきましょう。

何を優先するかを明確にした上で、情報収集を！

一戸建てかマンションか、新築か中古か、資金計画とあわせながら価格・地域・住宅規模などについて家族で話し合って優先順位を整理し、次のような方法で情報を収集しましょう。

インター
ネット住宅
情報誌折込
チラシなど

不動産会社へ資料請求＆相談！

興味のある物件、候補物件が決まったら、不動産会社に資料を請求しましょう。パンフレットや間取り図などでできるだけくわしい情報を集めて比較検討します。その際の不動産会社の対応などで信頼できる業者かどうかの判断もできます。

物件の現地見学と周辺環境をチェック！

気に入った物件の現地見学へ。あらかじめチェックするポイントをまとめておき、ひとつずつ確認しましょう。平日と休日、晴れの日と雨の日など、条件の違う日に出かけると幅広い視点でチェックできます。日当たりや騒音、におい、近隣環境についてもできれば調査します。希望物件を絞り込んだら数度足を運び、わからないことや問題点はどんどん担当者に質問しましょう。

購入申込み（仮契約）

気に入った業者・物件が決まり購入を決めたら、購入の意思表示として仮契約を結びます。仮契約のための購入申込書を記入し、10万円程度の申込み証拠金を支払うのが一般的です（証拠金は購入すれば代金に充当されます）。

重要事項説明

宅建業法では、売買契約を結ぶまでに購入者に対して書面で重要事項を説明しなければならないことになっています。この書面が「重要事項説明書」で、大まかに「対象物件に対する事項」と「取引条件に関する事項」から成り立っています。

重要事項説明書

物件の広さや形状、契約後の権利関係、購入代金の受理方法などが、こと細かに書かれています。
購入決定の最後の判断材料
内容を十分に理解し、説明に納得がいけば売主・買主それぞれが同書類に署名・捺印します。

売買（請負）契約

重要事項説明を受けて納得したら、いよいよ契約です。売買（請負）契約を結んだ後に解約すれば、多額のペナルティを請求されることになるため、最後まで気を抜かず契約書の条文をきちんと読んで締結するようにしましょう。

売買（請負）契約時に必要な諸費用

• 手付金
• 仲介手数料
  （仲介業者の場合）
• 印紙代
  （売買契約書貼付用）

売買（請負）契約時のポイント

• 代金の支払時期と
  その方法
• 所有権の移転・
  引渡し・登記時期
• アフターサービス
• ローン条項