みなさんこんにちは。
いきなりですが「三次」と書いて何と読むかお分かりですか？
答えは「みよし」です。
今回は「きんさい三次へ」ということで中国ろうきん三次支店私きりりが素敵な街“三次”をご紹介いたします。

三次出身の人はテレビに映る巴橋を見るとなぜかテンションがあがります。三次のシンボル的なこの赤いアーチ橋はその名前の由来にもなる3つの河川（西城川、馬洗川、江の川）が合流する地点に架かり、十日市町から三次町にかけての往来に利用されています。
この周辺には巴橋のほかに名前が一文字の橋が4つあり、それぞれ縁起の良い名前になっていますので、すべて渡ると何かご利益があるかも知れません。三次に遊びに来たら探して渡ってみてくださいね。

巴橋を北に歩くと、石畳がきれいに敷き詰められた通りがあります。うだつのある古い建物や石造りの銀行だった建物などが立ち並ぶレトロな商店街です。

辻村寿三郎人形館やもののけミュージアムも近くにあり、時間がゆるせば、ゆっくりと散歩して三次名物の「淡雪」とコーヒーをおやつにいただくと遠い昔にタイムスリップした感覚に浸れます。

2019年4月に開館した「湯本豪一記念日本妖怪博物館（三次もののけミュージアム）」は、その名の通り妖怪をテーマにした博物館です。
地元三次が舞台の“稲生物怪録”（いのうもののけろく）という、江戸時代に実在した少年、稲生平太郎が30日間にわたって現れる様々な妖怪や怪異に耐え抜いたとされる物語の紹介や、日本に古くから伝わる妖怪の資料などの展示をご覧になれます。

妖怪と言っても、怖いものからちょっとかわいいものまで色々な種類？があって、ちょっと笑えるのがここの良いところです。ミュージアムショップにはかわいい妖怪グッズもあり、つい手に取ってしまいます。三次の街を散策したらちょっと立ち寄りたいスポットです。

秋から早春にかけて晴れた日、早起きして高谷山登山道を頂上めがけて登ると展望台から三次盆地一面に広がる雲海を見降ろすことができます。そこからの日の出はなんとも厳かで、是非みなさんにはご覧になっていただきたいスポットです。
多分インスタ、最高に映えます。でも、雲海の発生は気象条件によりますので、いつでも見られるとは限りません。ご注意を。

ワニ料理って知ってますか？三次にはサメをワニと称して刺身で食べる文化があります。三次は山間部で昔は冷蔵庫もなかったため、保存がきき生で食べられる海の魚は貴重だったのではないでしょうか。
ワニを刺身で食べる、それだけ聞くとギョッとしますがその身は意外に淡白で食感はネットリとして甘みがありおいしいですよ。私のおじいちゃんは「正月には欠かせん」と申しております。是非一度おためしください。

観光と言えばここ“広島三次ワイナリー”。通を唸らす本格ワインの醸造からデイリーワインまでたくさんの種類を製造販売しています。無料の試飲コーナーもあって甘めのワインが樽でお出迎えしてくれます。
有料にはなりますが三次産ぶどう100％のワインを味わうバーもあり、私はここが一番のお気に入りです。せっかくワイナリーに遊びにきたら「Japan Women’s Wine Awards」でGold賞を受賞した「霧里ワイン」をお買い求めいただきたいですね。
ワイナリー周辺は「みよしあそびの王国」や「奥田元宋・小由女美術館」、「トレッタみよし」という地物の農産物や食品の販売、レストランの入った施設などもあり、たっぷり一日楽しむことができるスポットとなっています。

450年の伝統を誇る三次の夏の風物詩として、市民のみならず全国に知られています。広島県の無形民俗文化財としても知られ、かがり火が幻想的にゆらめく光景を見ることができます。実際には鵜舟を遊覧船に乗って川を回遊するもので、例年6月から8月にかけて行われます。三次にお越しの際は、夏の夜の幻想的な歴史絵巻をぜひ体験してくださいね。